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売れる「広告・ホームページのルール 19」
漱石だって「不安」になる。



■漱石だって「不安」になる。


 誰だって不安になります。
 これは、成功している人も、同じだと思うのです(たぶん)。

 例えば、文豪・夏目漱石は「私の個人主義」の中で、このように話して
 います。


----ココカラ----


 私は私の手の中に、ただ一本の錐さえあれば何処か一ケ所突き破って
 みせるのだがと、焦り抜いたのですが、生憎その錐は人から与えられる
 事もなく、また自分で発見する訳にも行かず、ただ腹の底ではこの先
 自分はどうなるだろうと思って、人知れず陰鬱な日を送ったのであり
 ます。

 私はこうした不安を抱いて大学を卒業し、同じ不安を連れて松山から
 熊本へ引っ越し、又同様の不安を胸の底に畳んで遂に外国まで渡ったの
 であります。


            夏目漱石「私の個人主義」より
            ※一部、現代仮名遣いに直してあります。


----ココマデ----


 東大を卒業して、文部省の給費留学生として、イギリスへの留学。
 私達のような凡人から見ると「さすがエリートだな・・・」と、
 思うわけですが、漱石自身は「陰鬱だ」と「不安だ」と、話している
 訳です。

 もちろん、漱石のような天才の「悩み」と、私のような凡人の「悩み」
 では、悩んでいるレベルが違うとは、思うのですね、もちろん。でも、
 あの漱石だって、悩みながらも、自分の進路を決めて行ったんだ、と
 思うと、なんとなく親しみが涌いてくるような気がします。

 そんな、漱石自身の「悩み」を知りつつ、弟子の「芥川」に送った手紙
 を読むと、また違った感動といいますか、思いやりの深さを感じる事が
 できるような気がします。自分が不安だったからこそ、迷っている人、
 悩んでいる人に優しくできる、といいますか、そんな雰囲気が伝わって
 きますね。



■不安を抱えながらも「手を動かし、足を動かし、口を動かし」続ける。


 私は仕事がら、独立を目指して頑張っている方や、独立後、必死に
 なって、毎日を過ごしている方と、話す機会があります。

 彼らはみんな「夢に溢れて」、「あれもしたい。これにも挑戦したい」
 と、話してくれます。そんな方達のサポートをするのは、私も本当に
 楽しい。私は、自分が独立した時の「ひとりぼっちで寂しい」気持ちを
 思い出しながら、少しでも力になれればと、色々とコメントをさせても
 らっています。

 でも、そんな彼らも、決して「不安」が、ない訳ではないのですね。
 みんな「不安で不安で、睡眠時間が毎日2時間」といいながらも、動く事
 だけは止めない訳です。

 止まったら、そこで終わり。誰も助けてはくれないし、すべてが自分の
 負債になる。でも、動き続ければ、何かがわかる。そして、サラリーマン
 時代にはわからなかった「自分の力で成功する幸せ」を、噛み締める事が
 できる、ということを、体験から知っているのですね。


     先日、ある若き起業家の方が、私に語ってくれた言葉。
    「やらないで後悔するよりも、やって後悔する方がいい」


   頑張っているみなさん、不安を抱えながらも、最後の最後まで粘り抜き
 ましょう。漱石だって、悩んで苦しんだのですから。



 

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