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売れるホームページのルール
コトバの天才に学んでみる:名文を読んでみよう



■小説の神様と言えば・・・



 さて、久し振りに「問題」です。


   問題:『小説の神様』と呼ばれた、作家名を答えて下さい。

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 答え:『志賀 直哉』



 志賀直哉は、私(佐藤)と同じ、宮城県の出身ということもあり、
 かなり好きな作家の一人です。
 不正に反発し、不自然や不調和には妥協しなかった、などといわ
 れますが、その背後にある「温かな人間性」に、私は惹かれます。

 特に「小僧の神様」は、読んでいると、登場人物の「優しさ」が
 逆に切なくなるような、なんともいえない「人間らしさ」を感じ
 て、とても好きな作品ですね。



■簡潔で的確な描写



 志賀直哉の文章は『簡潔で的確な描写』と、評されます。
 例えば「城の崎にて」では、


-----------------------------------------------------------------

 山の手線の電車に跳ね飛ばされて怪我をした、其後養生に1人で但馬の
 城崎温泉に出掛けた。兎に角要心は肝心だからといわれて来た。・・
 頭は未だ何だか明瞭しない。物忘れが烈しくなった。然し気分は近年に
 なく静まって、落ち着いたいい気持ちがしていた。稲の穫入れの始まる
 頃で、気候もよかったのだ。

                   志賀直哉「城の崎にて」
-----------------------------------------------------------------

   短か目のシンプルな文章ですが、これだけで、主人公の状況や、心境が
 すっきりと伝わってきますよね。
 ちょっと、音読してみて下さい。

 ・・・どうですか? 読みやすいし、内容もすっきりと、頭に入って
 きませんか? 一見すると、普通(?)のように見える文章でも、そこ
 には「神様」と呼ばれるだけの、技術があるんですよね。



■お手本にしよう。



   志賀直哉の文章を「お手本にしましょう」と、指導している文章講座
 を目にします。確かに、志賀直哉の文章は、じっくり味わえば味わう
 ほど、その凄さがわかってくるような気がします。

 小説というと、ストーリーを追うだけで、終わりにしてしまう方も、
 多いかもしれません。もちろん、それはそれで良いのですが、みなさん
 のように「伝わる文章」を勉強されている方は、それではもったいない
 ですね。

 ストーリーもそうですが、同時に「文体」のオモシロサや、工夫も
 読み取って、自分のものにしたいものです。ぜひ、志賀直哉の作品を
 そのような視点から、読み返してみて下さい。
 きっと、色々なヒントが見つかると、思いますよ。




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