売れる広告ホームページのルール11 名文を読んでみよう 小説の神様といえば?

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売れる広告・ホームページのルール 11
コトバの天才に、学んでみる。



■小説の神様、と言えば・・・


 さて、久し振りに「問題」です。

 問題:『小説の神様』と呼ばれた、作家名を答えて下さい。


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 ↓
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 ↓わかりましたか? 神様ですよ(笑)







ヒント:白樺を創刊しました。
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 ↓ さあ、答えです。
 ↓

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 答え:『志賀 直哉』



 志賀直哉は、私(佐藤)と同じ、宮城県の出身ということもあり、
 かなり好きな作家の一人です。
 不正に反発し、不自然や不調和には妥協しなかった、などといわれますが、
 その背後に感じる「温かな人間性」に、惹かれるものを感じるのです。

 特に「小僧の神様」は、読んでいると、登場人物の「優しさ」が、
 逆に切なくなるような、なんともいえない「人間らしさ」を感じられて、
 とても好きな作品のひとつですね。



■簡潔で的確な描写



 志賀直哉の文章は『簡潔で的確な描写』と、評されます。
 例えば「城の崎にて」では、



山の手線の電車に跳ね飛ばされて怪我をした、其後養生に1人で但馬の
城崎温泉に出掛けた。兎に角要心は肝心だからといわれて来た。・・
頭は未だ何だか明瞭しない。物忘れが烈しくなった。然し気分は近年に
なく静まって、落ち着いたいい気持ちがしていた。稲の穫入れの始まる
頃で、気候もよかったのだ。

                 志賀直哉「城の崎にて」一部抜粋




 短か目のシンプルな文章ですが、これだけで、主人公の状況や、
 心境が、すっきりと伝わってきますよね。
 ちょっと、音読してみて下さい。

 ・・・どうですか? 読みやすいし、内容もすっきりと、頭に入ってきませんか?
 一見すると、普通(?)のように見える文章でも、
 そこには「神様」と、呼ばれるだけの、技術があるんですよね。




■お手本にしよう。



 志賀直哉の文章を「お手本にしましょう」と、指導している文章講座を、
 目にしたことがあります。確かに、志賀直哉の文章は、
 じっくり味わえば味わうほど、その凄さがわかってくるような気がします。

 小説というと、ストーリーを追うだけで、終わりにしてしまう方も、
 多いかもしれません。
 もちろん、それはそれで良いのですが、みなさんのように「伝わる文章」を、
 勉強されている方は、それではもったいないですね。


 ストーリーもそうですが、同時に「文体」のオモシロサや、
 工夫も読み取って、自分のものにしたいものです。
 ぜひ、文豪の作品をそのような視点から、読み返してみて下さい。
 きっと、色々なヒントが見つかると、思いますよ。


※参考:
LinkIconルールその40「追う」から「映す」読書へ

志賀直哉
略歴
1883年 現在の石巻市に生まれる。
1906年 東京帝国大学へ入学。
1908年 処女作となる『或る朝』発表。
1910年 『白樺』を創刊。
1913年 『清兵衛と瓢箪』『范の犯罪』を発表。
1914年 勘解由小路康子と婚約。
1917年 『城ノ崎にて』『和解』を発表。
1920年 『小僧の神様』『焚火』を発表。
1921年 『暗夜行路』の前編発表。
1937年 『暗夜行路』の後編発表。
1949年 文化勲章を受章。
1971年 10月21日死去。


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佐藤 隆弘 拝

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