売れる広告ホームページのルール10 名文を読んでみよう 川端康成

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売れる広告・ホームページのルール 10
コトバの天才に、学んでみる。




■文豪 川端康成



素晴らしい作品は、冒頭の数行だけで「あっと言う間に、作品の世界」に
引きこむ力があります。

私達の広告やホームページも、キャッチコピーと、最初の数行で
一気にお客さんの興味をひく」必要がありますから、
広告の勉強という視点からも「冒頭文」を読み込んでみることは、
とても効果的だと思います。


学生の頃に暗記した古典しかり、近現代の日本文学しかり、
まずは「冒頭文」だけでも、ぱらぱらっとめくって見ては、いかがでしょう?
色々なセミナーに、数十万円の受講料を投資して参加するよりも、
数倍の学びを得る事ができるかも、しれません。
わずか数百円の書籍代でオーケーですし、図書館で借りれば無料です。


例えば、川端康成作品の冒頭文を読むと、
目の前に「作者が見ている風景が広がるような」感じがしてきます。


国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。

川端康成「雪国」冒頭文より


道がつづら折りになって、いよいよ天城峠が近づいたと思うころ、
雨足が杉の密林を白く染めながら、
すさまじい早さで麓からわたしを追って来た。

川端康成「伊豆の踊子」冒頭文より



わずか冒頭の数行で、作品の世界観が伝わってくる文章は、
まさに「名作」といった感じですね。
とりわけ、雪国は、最初に書きはじめられた昭和9年から、
川端康成が亡くなる前年、昭和46年に「定本雪国」が発表されるまでを、
含めると、30数年の歳月が、費やされたといわれています。
天才が、推敲に推敲を重ねた文章を、
母国語で読めるということは、とても幸せなことなのかも、
しれません。


まずは、じっくりとストーリーを味わってみてから、
「なぜ自分は、ここの文章に惹き付けられたんだろう?」
と、部分を考察してみてはどうでしょう?
何か、新しい「伝わるコトバのヒント」が見つかるかもしれません。


※参考:
LinkIconルールその40「追う」から「映す」読書へ

川端康成
略歴
899 大阪市に生まれる。
1901 父死去。
1902 母死去。
1906 祖母死去。祖父と二人で生活するようになる。
1909 姉死去。
1914 祖父死去。豊里村の叔父に引き取られる。
1917 上京。浅草蔵前の従兄弟の家に居候。
1918 初めての伊豆旅行。以後、毎年行うようになる。
1920 東京帝国大学英文学科に入学。
1921 菊池寛の了承を得て、第六次「新思潮」を発刊。
デビュー作「招祭魂一景」を発表
1969 ノーベル文学賞受賞
1972 逗子マリーナのマンションにてガス自殺。


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佐藤 隆弘 拝

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