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伝わる&売れる文章のルール伝わる&売れる文章のルール

その26 学校で「伝わる文章」の授業はない。

売れる文章講座

なぜ、あなたの文章では『伝わらない』のか?

 
「やっぱり、『文章力』ですよね。でも、私には全然ないから…」今、私のところには、このような相談が届きます。でも、ここで私は、声を大にして言いたい。あなたに『文章力』が、ないのではありません。ただ伝わる・売れる文章の書き方。組み立て方』を、教わってない(知らない)だけなのです。
 
みなさん「学校の作文指導」の授業を思い出してみて下さい。小学校、中学校、高校と、ほとんどの方が12年間ほど、受けてきた国語の時間の「作文の時間」です。その授業の中で、どのような指導を受けてきましたか? おそらく、
 
『この前の遠足で、見た事、感じた事を自由に書いてみましょう』
 
と、いうような内容が、多かったと思うのです。見たこと、聞いたことを、自由に感じるままに書いてみましょう。そのような内容だったと記憶しています。実際に、私はそうでした。原稿用紙を配布されて「さあ、なんでもいいから書いてみよう!」と指導を受けた記憶しか、残っていません。あとは基本的な表現技法や、原稿用紙の使い方や、誤字脱字がないように何度も見直すこと、など、そのような授業が中心だったように感じます。
 
しかし・・・そうです。そのような「学校教育」で指導された、文章を書いても「売れる文章」は書けません。ところが多くの人が無意識のうちに、学校教育の中で、教えられた『文章の書き方』」で書こうとしてしまっているのです。
 
 

学校では、教えてくれない『文章の考え方』

 

学校教育での『良い文章』 
→→→ 「自分の好きなことを、好きなように」
    「作文用紙の使い方、文章表現のルールを守る」
私たちにとっての『良い文章』
→→→ 「お客さんが読みたいことを書き、行動してもらう文章」

 
書きたいことを自由に、と言われても、文章を書くことが得意な人好きな人でなければ、なかなか書けるものではありません。私(佐藤)も「自由に1000文字書いてください」と言われたならば、かなりの困難を極めることでしょう。
 
でも「あなたが書きたいこと」ではなく、普段のあなたがお客さんと話している時のように、お客さんが「知りたいこと」を「わかりやすい順番」で書くと考えたならどうでしょうか? お客さんの質問に答えるように、文章を展開していく、と考えてみるのはどうでしょう? それなら書けるかもしれないと、光が見えてくるのではないでしょうか?
 
大切なことは「あなたが書きたいこと」では、ありません。お客さんが「知りたいこと」を、普通の言葉で、ていねいに、じっくりとまとめていくことです。その積み重ねが「お客さんを魅了し、行動していただける」文章に、つながっていくのです。あなたの文章が、伝わらなかったのは、いわゆる『文章力』が、ないからではありません。お客さんが読みたくなるような『文章の考え方』を「教えてもらったこと」が、なかっただけだったのです。
 


伝わる文章講座  佐藤 隆弘 拝

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